2023J1リーグ第14節 vs横浜FM 〜試合内容だけではないチグハグさ〜

ガンバ大阪

5月20日ホームでの横浜FM戦が行われた。
単独最下位で、試合内容にも希望も持てない現在のチーム状況。もちろん勝利を期待するが、どこかで現体制への不信感から、負けての監督交代もと思ってしまうところはある。

この試合、現状への打開策としてサポーター連合は応援拒否を選択した。批判の声も上がるが、今シーズン、さらにはここ数シーズンの不甲斐ないチーム状況に対して応援拒否自体は個人的には仕方ないと感じた。

サポーター連合へのブーイング、自然発生的な他サポーターからの応援、など異様な空気感の中で行われた試合であったが、主に序盤の運動量や勢いは評価できるものの、それ以外には特に構築された戦術はなく、うまくいっている時間帯のサッカーももはやポヤトス監督の志向するものとは?となってしまった。相手に退場者が出たものの得点を奪えず0-2の敗戦。最下位のまま泥沼から抜け出さないままである。

試合後はACミランを真似したような連合と選手、監督との話し合い、ハイタッチでの鼓舞(?)、その後の連合へのブーイングと色々とチグハグなものを見せつけられた。

気になった点

①連合の応援拒否、それに対するブーイング、最後の茶番(?)への個人的な意見

私自身2000年ごろから万博に足を運ぶようになり、そこから毎試合現地観戦するほどではないが、いわゆるサポーターとしてガンバ大阪を応援してきた。西野監督、黄金の中盤時代のサッカーに魅了されて、いつかその頃のような攻撃的で尚且つ結果も残すサッカーを見たいと思っている。ただ時代が流れ、サッカーはデュエル、強度、走力が重要な時代になってきており、あの頃のサッカーは今は通用しないとは思うが、どこかで理想を追っている。このことがサポーター、そしてチーム内にも深く根付いていて、ここ数シーズン時代遅れのチームとなりつつある現状に影響を与えていると感じている。

先述したが、理想を追いもとめてシーズンインするもうまくいかず守備的な戦いに切り替え、なんとか中位や降格を回避する、そして次のシーズンは攻撃的にということでオフシーズン新監督を迎えるが、いざシーズンに入るとまたうまくいかない。このことを繰り返している現状、そして全く上向かない現在のチーム状態に対して、連合の応援拒否は十分に納得のできる「答え」と思う。もちろんサポーターなら応援すべきということもわかるが、十分に応援してきた。完全に肯定するわけではないが応援拒否という答えを出した連合に対してのブーイングは個人的には否定的である。

ただ、試合終了後の話し合いに関してはどうか。やはり連合がサポーターの中心である以上、試合中応援していなかったものが中心になって選手、監督と話し合う資格がないという批判はお門違いだ。しかし2点気になるところがある。

1つ目は連合の話し合いがパフォーマンスにしか見えないことである。あまり内容のあることを言っているようには見えず、一応鼓舞しただけ。走らない、戦わない選手たちに対してはそれで十分にも思うが、最後にハイタッチして、何か選手、監督と話をしたということで満足しているだけに見えた。

2つ目の気になることは現監督体制が無駄に長続きしそうなことだ。はっきり言ってポヤトス監督の手腕には疑問を感じているので、この話し合いが行われたことによってすぐに監督を切ることができず何の希望もない試合が続いていしまうことが辛いところ。

このように最後の茶番的な話し合いに対してのブーイングは少し納得できるところがある。
いずれにしてもチーム状況は最悪。奇跡的に試合内容も結果も改善し出すということを期待するしかないか。

今後どうなっていくか。悲しいところだが、ガンバ大阪を応援しなくなることは絶対にない。あの頃の強いガンバ大阪を取り戻せることを夢見て見守っていこうと思う。

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