2023J1リーグ第17節 vsFC東京 〜リーグ戦3連勝、不甲斐ない天皇杯敗戦を忘れさせる完勝〜

ガンバ大阪

6月11日ホームでのFC東京戦が行われた。
内容改善とともに結果も伴い、リーグは2連勝。ただミッドウィークの格下相手の天皇杯でまさかの苦戦(予想通り?)と敗戦でまたもや暗雲が立ち込めた。

控え選手中心とはいうものの、天皇杯はここから再浮上しても辿り着けないであろうACLの出場権を唯一獲得できるタイトルであったので、残念でならない。しかし、まずはリーグ戦。

2連勝の勢いを途切れさせないために非常に重要な1戦であった。

試合は終始ガンバペースでジェバリの前半2得点、後半カウンターからの半田のガンバ初ゴールで3点目。ロスタイムの1失点はもったいなかったが、3-1と完勝で、リーグ3連勝となった。

気になった点

①浮上傾向もいつものサイクルに入った感、、 スロースターターからの脱却
②天皇杯出場選手について
③山本理仁ベルギー移籍の噂

①浮上傾向もいつものサイクルに入った感、、 スロースターターからの脱却

この3連勝はもちろん嬉しい。ただやはりシーズンインが悪く、途中で調子を上げるも良くて中位でシーズンを終える。これを繰り返している。
以前からスロースターターであったが、悪い序盤の期間がもっと短かった。

勝ち始めるとそれで満足してしまいそうだが、いざシーズンが終わると毎年同じことを繰り返していると感じる。それを改善して、序盤の振れ幅を小さくしたり、いい滑り出しでシーズンインするためにはやはり同体制での継続が望ましいので、これまでポヤトス監督には否定的な意見を持っていたが、このまま勝利を積み重ねられるのなら継続してみていきたい。

来週グループリーグ突破がかかったルヴァンカップの大阪ダービーは代表選手が起用できず、また次節鹿島戦はジェバリ不在。非常に手腕が問われる状況なのでここでまた逆戻りするようであれば、またサポーター、フロントは頭を悩ませる状況になるかもしれない。

②天皇杯からみる控え選手の起用方法

リーグ戦と天皇杯の試合内容の差を見れば、戦術にハマっているかどうか依然に能力が足りていない選手ははっきりしてしまった印象がある。

山見はまともなCFの控えがいないことがありCF起用されてしまっているが、シーズン序盤のプレーを見ればWGであれば、特に途中出場からで違いを作れるであろう。杉山も高知戦はフォローのしようがないが、戦術が整備されていないことや周り選手の拙さによって少しかわいそうに見えるところもあるので起用法によれば活躍できると思われる。

その他天皇杯は、起用されなかった選手含めて、今後の起用法について少し答えを出した感はある。

それにしても中村仁郎はなぜこれほどまでに起用されないのか。表にでているマイナス要素は以前の佐藤との言い争いくらいだが、、。

③山本理仁ベルギー移籍の噂

世代別代表に選出されて、国際試合のために離脱している山本理仁だがベルギーへの移籍の噂が出てきた。代表ではキャプテンを務め、イングランド代表を下した。もともとかなりの有望株で将来が嘱望された選手であったが、ガンバに来てからはあまり活躍できていなかった。

ガンバに移籍してきた日本人選手には本当に毎回申し訳ない気持ちになるが、正直現時点でのガンバはサポーターから見ても資金力があるネームバリューだけのチームと言わざるを得ず、整備されていない戦術に翻弄され、ぐちゃぐちゃになったチームで経験のある古株が起用されて出番を無くしてしまうことが多い。またチームの核としての外国籍選手の獲得も多いので、必然的に起用されなくなってしまう。

山本理仁も江川も杉山も間違いなく能力を持った選手だと言える。

今の状況での山本理仁の移籍の噂は、あまりいい顔をしないサポーターがいるであろうが、個人的にはかなりいいことだと思っている。
有望株を獲得だけして飼い殺しにすることで、今後ガンバに移籍してきてくれない、という恐れがある。もちろんガンバで実績をつけて、またタイトルに貢献してくれればいうことなく送り出せるが、そうでなくてもチームの格というものにはやはり、海外へ送り出す選手数は非常に大事だ。ガンバに行けば海外に行ける。そう思ってくれるだけでも将来有望な若手がガンバに来てくれ、人数が増えて、さらにガンバ自体がまともな良いチームになれば、そういった選手は間違いなく活躍してくれるし、タイトルを置き土産に海外に旅立ってくれ、良い循環が生まれる。

半田がガンバに来てくれたことは奇跡だと感じているし、まだガンバも捨てたものじゃないなとシーズン開始前は思った。

あまり目くじらを立てずに送り出してあげて欲しい。そして「うちの子」をガンバに送り出してくれた、東京V、はたまた山形や長崎には感謝しなくてはならない。

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