ルヴァンカップGS最終節、GS突破がかかった重要なアウェイでの大阪ダービーであった。
ジェバリ、ネタラヴィといった現在の超中心選手不在の中で勝ち切れるか注目の一戦であった。
試合はCFにファンアラーノを起用したガンバが前半は完璧な試合運び。ただボールをキープするだけではなく、ビルドアップもしっかりとできており、その中でCKから半田の2試合連続ゴールで先制。一転して後半は終始押し込まれる展開となった。それでも得点を与えず1-0のまま試合終了。
他試合の結果も踏まえて、無事にGSを突破することができた。
何より久しぶりのダービーでの勝利。代表ウィーク明けの鹿島戦でもこの勢いを継続してほしい。

気になった点
①変わらない試合運びの拙さ
この試合前半と後半で全く流れの違うチームとなってしまった。これはここ数シーズン何回も見てきた展開で、まだ変わらないのかと少しがっかりしてしまった。
サポーターとしては勝利、特に大阪ダービーの勝利でかつGS突破を決めた試合であり、ポジティブな反応しかここまでのところ見られない。ただ本当に手放しで完璧な試合だったと評価していいのかは疑問が残る。昨シーズン、昨々シーズンも立ち上がりに流れ良く得点するも、そこからは耐える展開で我慢しきれずに失点し引き分け、負けになるということを何度も見てきた。
運よく失点しなければ、また相手の決定力のなさに助けられるとなんとか勝ち切れるが、やはり今日の後半の展開になってしまったことは考え直さないといけないと感じる。
個人的には原因として、試合展開を読んでチームを落ち着かせられることができる選手の不在、全体を押し上げるための体力のなさ、この2点が挙げられると思う。
1つ目に関しては、ボールを奪って前線に運ぶことができても可能性の低いシュートやパスですぐに相手ボールになったりしてやり直しが少ない。もちろん可能性が高ければ押し込んでいる相手も嫌がるので攻めきれば良いが、無理であれば一旦落ち着けて逆に相手を押し込むようにビルドアップをする。このプレー選択の稚拙さが、やはり今のガンバには全体として言えることだと思う。
2つ目に関しては1つ目と半ば相反するように聞こえるかもしれないが、ボールを保持したり、相手を動かして押し下げるためには動きが必要で、それには体力を要する。ガンバは勝っている状況では本当に動かない。守り切れるような守備力があるわけでもないのに、マイボールの時間を少しでも作るための動きだしをしない。本当にこの試合は失点しなかったから良かっただけで、このままだと、何試合も見ていくと終盤の失点が起こり得る。その度にサポーター含め、終盤の勝負弱さを指摘するが、問題は後半の試合の進め方にあると考えている。
長年の課題であり、選手の中でわかっている選手もいるであろう。
この勝てている間に必ずそこの修正は行ってほしい。

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