7月8日ホームで京都サンガFC戦が行われた。
この試合は堂安がパナスタに訪れ、動画が公開された食野との会話も話題となった。
試合は前節主力外国人が復帰するも、試合内容は以前の不調時に逆戻り。それでも引き分けで、負けなし継続となったのは大きかった。この流れを止めないためにもホームでしっかりと勝利をあげたい一戦であった。
試合は、比較的ガンバペースでは進むものの、有効打がなく、逆に運動量や強度、時折見せるキレのある攻撃を仕掛ける京都に苦戦した。それでも後半福田のあたり千金のヘディング弾で先制。終盤パトリックを投入した相手に対して、ヒヤヒヤする場面はあったもののしっかりと無失点で試合終了。
13位で中位との距離も縮まってきた。この勢いで次戦の柏戦も勝利を期待したい。
気になった点
①CBの選手起用 単純な足元の技術・キックの精度以外の戦術眼
①CBの選手起用 単純な足元の技術・キックの精度以外の戦術眼
この試合CBコンビはシーズン序盤のスタメンコンビ、三浦とクォンギョンウォン。ガンバが好調に転じた要因の一つは福岡、佐藤の起用であった。全くシーズン前からは予想できなかった2人だが、この二人がチームに与えた影響は大きい。
あまり選手を集めずにGKとCB、それに加えSB1人とアンカーで可能であればビルドアップを試み、相手が食いついてきてビルドアップが難しくなれば逆に出てきた相手の逆をつき前線にロングボールというのが基本戦術になってきた。特にIHは降りず、アンカーのネタラヴィもあまり落ちすぎない。選手間距離を広くしてある程度個人の技術に頼った後方からの展開の方法だが、この戦術にはある程度CBのボールの持ち上がりも効果的であることが福岡、佐藤を見てわかった。中盤が多く関わってくる場合であれば、スペースを潰してしまうのであまり上がらず後ろでセーフティーにボールを逃がす経路を作ることが大事だが、現在のガンバは違う。この持ち上がりができる足元の技術、空いているスペースを見つける戦術眼、それに加えて機動力があることが2人の良いところだと感じる。この点が京都戦の2人にはむずかしいところなのだろう。
現状福岡は必須、時点で佐藤や三浦。クォンギョンウォンは90分継続で出場できた試しがないので正直厳しいか。江川の台頭には期待したい。
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