8月12日、アウェイでの横浜Fマリノス戦が行われた。
前節上位川崎相手にも勝利し、無敗継続。強豪との連戦となる今節も現在のチーム状態の試金石となる重要な一戦であった。
この試合も後半相手にレッドカードが出るまでは終始相手ペース。下位チーム相手にはポゼッションでき攻撃的なサッカーができていたが、最も成熟しているチームの一つであるマリノス相手には及ばず押し込まれる展開が続く。その中で先制を許すも前半終了間際に山本の素晴らしいターン・アシストから食野のゴールで追いつく。期待された後半だったが、流れは変わらず51分に失点。レッドカードで相手が1人少ない状況になったが、得点を挙げられず1-2と敗戦。
優勝チーム相手に差を見せつけられる試合となった。
次節は下位湘南相手であり、挽回を期待したい。
気になった点
①CBの人選について
この試合CBコンビは三浦、クォンギョンウォンであった。現在の好調が始まったのは、二人の怪我などの影響もあって代わりに起用された福岡、佐藤がハマったことが要因の一つ。後方から人数からのビルドアップに人数をかけない戦術をとるポヤトスサッカーにとって後ろからボールを運んだり一枚剥がすことができ、また攻撃のスイッチを入れるパスも出すことができる二人の貢献度は大きかった。そのあたりクォンギョンウォンは足元の技術を含め前評判は高かったが、ロングパス精度はまずまずなもののビルドアップ面での戦術眼は乏しく、三浦もパス方向が相手にわかりやすいなど、なかなかビルドアップの起点になりきれていない。特に攻撃面での貢献度は低いようにみえる。
佐藤の怪我の影響やSBの層の薄さの問題も関係しており、一概にネームバリューだけで選択しているとは思わないが、今後新しく加入してくれた中野や奮闘に期待したい高尾が調子を上げた後でも特にクォンギョンウォンの起用にこだわるようであれば疑問を抱かざるを得ない。
CBの人選にはこれからも注目したい。
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