Jリーグ第7節 vs京都サンガFC 振り返り
4月6日にJリーグ第7節、アウェイでの京都サンガFC戦が行われた。
この試合、京都サンガFCの新スタジアムであるサンガスタジアム by KYOCERAで開催された。
今シーズン開始前のプレシーズンマッチが同スタジアムで予定されていたが、コロナにより中止となっていたため、また初のサンガスタジアムでの試合ということで多くのガンバサポが楽しみにしていたであろう試合であった。
この試合、運良く予定をあけることができたので現地観戦した。
この新しいスタジアムは京都駅からJRで約30分程度の亀岡駅にあって、駅につくとスタジアムが目の前で徒歩5分で到着する。

ほとんどの観戦者が京都駅側から来るので電車は混んでいたが、アクセスは良いと感じた。J1各チーム、ホームスタジアムのアクセスの良さを評価している記事があるので参考にしてもらえればと思う。
「J1チームのスタジアム アクセスのしやすさランキング」
スタジアム内に入ると、アウェイ席はガンバサポーターで満席で、一部アウェイ席よりのメイン・バック側の席にもガンバのユニフォームを着たサポーターが多くいた。ホーム席と比べても席の埋まり具合で言うと、ガンバ側の方がより埋まっていたくらいだったので、大阪から近いと言うこともあって非常に多くのガンバサポーターが詰めかけていた。

試合内容は、前半終了間際にピーターウタカに押し込まれ先制されるも、後半13分にセンタリングを弾き返されたこぼれ球をダワンがダイレクトシュートでゴール右端に決め同点。坂本・中村などユース上がりのルーキーなど選手交代で勝ち越しを目指すも得点を奪えず。逆に京都の交代選手の助っ人外国人中心の攻撃に押し込まれる場面が多かった。両チーム得点をあげることなく、1–1の引き分けで試合終了となった。7節終了し、2勝2敗3分で9位となっている。
4-4-2が最適解?
この試合は前節のスタメンから倉田out、石毛inの変更点のみで、フォーメーションは4-4-2であった。前節のレビューで攻撃時は3バックとなりビルドアップを行っているように見えた、と考察していたが、この試合は攻撃時も4-4-2であった。もしかすると前節も4-4-2であったのかもしれないが、この試合の方がビルドアップというよりボールを奪った後は早めに攻め切っていた場面も多く、本当に前節とは少し戦術を変更し完全に4バックにしていた可能性もある。
いずれにしてもダワンが加入し、斎藤との2ボランチがかなり中盤を支配できるようになっていて、プレスも4バックの方が有効にかけられているので、少なくとも守備時は4バックにするということに対しては片野坂監督の中で一つの答えであるのは間違いないと思われる。
ダワン!
前述したが、この試合も2ボランチは非常に効いていた。斎藤に関してはこの試合では攻め急いでの前線へのパスミスが少し多めで、攻撃を終わらせてしまう場面が見受けられたが、ダワンに関してはシンプルなプレーに徹していてチームのボールの流れの潤滑油となっていた。
ポジショニングも的確で、DF陣からのボールを受ける位置も良く、受けれる場合は積極的にボールを受けて、難しければ無理せずスペースをあけたりDFからのパスが出た先のフォローに先に入ったりなど、サッカーIQが高さが出ていた。
また、これは現地で見ていたサポーターは全員感じていることだと思うが、競り合いに関してはほぼ全勝で、ピーターウタカに競り勝ってはじき返した時はスタンドからどよめきが聞こえた。
加えてあのスーパーゴールである。
あのシュートも可能であるなら、中盤センターの選手としては文句のつけようがない。
SNSなどでもよくコメントで見られるが、本当に今年だけとかではなく是非とも数年は残って欲しい選手である。
周りの選手などとの連携がより深まればさらに活躍してくれると思う。
前線の戦力不足
中盤はダワン、斎藤で目処が立った。
まだ簡単シュートまで持ち込まれたりなどは多いものの、前線からのプレスが効いていることもあって昨年よりはコンディションが良くて比較的安定しているDF陣。
このように後ろはまずまず落ち着いているがFW、SH・シャドーに関しては物足りなさを感じざるを得ない。前線からのプレスは運動量豊富に動いてくれるので効いているが、いざ奪った後の攻撃に精度や、迫力がない。
特にこの試合は山見がカウンター開始時にボールを持つ場面が多かったが、プレー選択や選択したプレーの精度が悪く、ほとんどの場面で相手にボールが引っかかり、逆にカウンターを受ける原因となっていた。
まだルーキーなので成長を期待したいが、このままであると少し厳しいと思われる。
石毛も時折見せる効果的なワンタッチプレーなどはあるが、自力で一枚剥がしたりというところまでは難しく、この試合に関しては小野瀬も決定機を外したり、その他もここ数試合と比べると目立った活躍はなかった。
決してマイナスであるわけではないが、得点に関わったり、前線で起点となったりなどプラスアルファの活躍が期待されるポジションなので、今後はそのような活躍を求めていきたい。
あと、これまでの記事でも再三述べてきたが、やはりパトリックを前線の中心として考えるのには、チーム戦力をあげる上で限界があると感じる。ただ、代わりの選手がいない。ここが今後の補強ポイントとなるのではないかと思われる。Lペレイラがやる気を出して覚醒してくれると助かるのだが、現状その兆しはない。

中村、坂本の活躍に期待
ここ最近生え抜き選手、特にユース上がりの選手が、活躍してガンバで結果を残してくれることが少なくなってきている。活躍したとしても一時的な活躍で海外に行ってしまう(悪いことではないのだが、、、)。
片野坂監督はここまで様々な選手にチャンスを与えている印象を受ける。京都線のように短時間の出場で、さらに押し込まれた展開での出場でなかなか結果を出しにくいが、このような状況で結果を出せれば、出場時間を増やしていけると思うので、どのような形でも良いので結果を出して欲しい。
ガンバサポーターもユース上がりの選手の活躍を一番期待しているはずだし、ベンチ入り発表で一番盛り上げるのはやはりユース出身選手である。
また、現在は前線で違いが出せる選手が求められているので、結果を出せば先発への抜擢もありうるので今後の活躍を期待したい。

最後に
今回サンガスタジアムでの試合に参戦し、非常に良いスタジアムだと感じた。またアウェイでの試合は、ホームでの試合とはまた違う楽しさがあった。
都合が合えば、積極的にアウェイでの試合にも参戦していこうと思う。
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