J1リーグ第14節vsセレッソ大阪 〜情けない、、〜

ガンバ大阪

J1リーグ第14節 vsセレッソ大阪 振り返り

5/21(土)、アウェイヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪戦、大阪ダービーが行われた。今シーズンはルヴァンカップでも大阪ダービーはあったが勝てず、リーグ戦に関しては2019年以来勝てていない中での試合であった。

この日も怪我人やコロナ陽性選手の影響があり、フルメンバーが組めない中で、フォーションは3バックが採用された。GK一森、三浦昌子クォンの3CBに、両WBは柳澤と黒川。ボランチにダワンと奥野、シャドーに山見と中村、1トップはL・ペレイラであった。

試合は序盤から終始C大阪のペースで進んだ。ボールは支配され、守備時は前線からのプレスが掛からず容易に自陣までビルドアップされる。攻撃でもGK、3CBでのパス交換しかできずに持たされている状態で、WBに追い込まれて狙い通り奪われる。カウンターも勢いがなく、すぐに潰されるかごくまれにシュートまで持ち込めるくらい。
完全に力の差を見せつけられた展開の中で、36分に山見のゴールで先制してなんとか前半をリードで折り返すも、後半に入りじわじわと決定的なチャンスを作られるようになり、58分、66分と失点し逆転。選手交代で流れを変えようとするも後半ATにもう一点決められて1-3と敗戦した。

現状の3バックの限界

これまで幾度となく書いてきたが、4バックで少し流れが良くなったと思えば、後半から、または次の試合などで3バックに戻してサンドバッグ状態の何も内容のないサッカーになる、これの繰り返しである。

もちろん3バックで上手くいっているチームもあるのでこのフォーメーションがダメだということではないが、何の工夫もない(何か意図があるのかもしれないが、少なくとも観戦している限りは何もないように見える)、今のままでは全くといって良いほど3バックを採用するメリットはないように見える。

守備面では前線からのプレス(シャドーが中央にプレスに行くのかサイドに行くのか)、相手CBやボランチへ誰が守備をしに行くのか、がはっきりせず容易にビルドアップさせ、さらにはブロックを作ることもできていないので全ての攻撃がシュートまで持ち込まれている。攻撃では、4バックでは2CBとGK、ボランチ(特に奥野)の時は比較的スムーズにビルドアップできているが、3バックだと後が重くなり、逆に中央、前線の人数が減って前線に運べず、WBのところではめられてボールを奪われている。もちろん前線の動きだしが少ないことが大きく影響はしているとは思うが、、。

もちろん離脱メンバーが多く戦力的に厳しいことは関係あるであろうが、何試合も同じような展開になっているので、少しずつ監督の戦術面での手腕についても疑問を抱かざるをえないように感じている。

とにかく情けない、、

この記事を見て頂いている方はよくご存知だと思うが、この試合においては試合内容だけでも十分と言っていいほど悲惨なことが起こっているが、内容以外にも非常に残念で情けないことが起こってしまった。試合終盤の選手同士の言い争い、試合終了後のサポーター席からのペットボトルの投げ込み、本当に今のチーム状態を表している出来事だと感じている。

この数年、本当にまともな試合内容ができていないにもかかわらず、その場しのぎの試合をしてたまたま勝ち点を拾えて中位でシーズンを終え、なあなあなまま次のシーズンへ。このようなことが繰り返されてきたツケが完全に回ってきている。

今回が本当にラストチャンス。サポーターの多くがこう思っているであろうし、実際に今シーズン観客動員数が減っているし、SNSでもサポーターのマイナス発言も多く見かけるようになってきた。

他チーム、特に上位のチームと見比べると、攻撃やプレス時の強度、戦う姿勢といった点は間違いなく見劣りする。そもそも素人目線で見ても体つきや体力などは全然違う。他にもここ最近の補強の動き出しの遅さも目に付く。プレミアリーグwestの試合結果を見て、ユースの結果も芳しくないようである。
何か過去の栄光にすがっていて、サッカーの内容やその他試合外での面でも何か時代に取り残されていっている感が否めない。

根本的に体質を見直さないと本当に手遅れになってしまう。
今回の試合が本当に現在のガンバ大阪を見直すいい機会になると思うし、そうしなければならない。

今後の復活に期待したい。

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