J1リーグ第25節 vs清水エスパルス 振り返り
8月14日、世間ではお盆休みの中、福岡戦が延期となり中2週のインンターバルでの試合となったホームでの清水エスパルス戦が行われた。
この試合ガンバと同様降格争い真っ只中の清水相手ということもあり、いわゆる6ポイントゲームで、非常に重要な試合であり、引き分けではなく勝ちが求められる試合であった。

スタメンはここ数試合とほぼ同じメンバーであったが、1トップには坂本が入った。山本(悠)が怪我明けで久しぶりにベンチ入り。その他、鈴木武蔵、新加入のファン・アラーノもベンチ入りした。
試合開始。暑さはあるものの両チームともこの順位にいるのが不思議ではないような、強度の低い試合。中盤でデュエルはあるものの、ひとつかわすとお互いにプレスがかからなくなりラインが下がり押し込まれる。その中でどちらかというとガンバの方がボールが持てる時間が長かった。食野や坂本の個人技によるタメが有効で、清水の前線へのボールを三浦が潰せていたこととあわせて比較的優位には試合を進めることができていた。ただその中でも最後の精度、迫力はないままであり、大きなチャンスを作ることができずに前半は終了した。
後半も同じような展開だったが、徐々に攻撃時のミスが多くなったのと、守備時の強度が弱くなったことで、カウンターを受ける場面が増えていった。その流れからやはりカウンターで失点。その後選手交代で得点を奪いにいくも大きなチャンスはCKから鈴木が触ったシーンくらい。DF陣のミスから再度カウンターを受けてあっさり2失点目。そのまま試合終了した。
6ポイントゲームを落とし、一気に12位へと順位を上げた清水に対して、ガンバは1試合消化試合が少ないことはあるものの17位と降格圏へと順位を落とした。

気になった点
○さすがに片野坂監督の手腕に疑問を抱かざるを得ない
元々シーズン前から、片野坂監督就任した初年度は我慢の年と言われていた。またここ数シーズンまともな戦術もなく、サポーターからの期待感もあったことから、負けがこんでも片野坂監督の手腕に疑問をもつ人は少なかった。しかし、さすがに全く改善しない試合内容、疑問を抱かざるを得ない選手起用。SNS等でもいよいよ否定的なコメントが増えてきた。確かに解任して誰が就任するのか、全くもって新しい監督を据えるわけにもいかず、いざ解任してもその先の未来は見えないが、「解任ブースト」という手段しかもう残されていないのかもしれない。
○もう限界と言わざるを得ない選手が数名
現状のまともな戦術がない状況で判断されても選手も困るとは思うが、あげるとするなら藤春や倉田などは全くもってプラスを生み出すことができていない。藤春に関しては逆に攻守両面において穴になっている場面が目立つ。3CBで起用されているからかもしれないが、SBやWBで起用されている時から同様の出来。その他にも外国人選手を含めて戦力として考えるのが限界にきている選手が散見される。選手起用を決定している監督の責任も大きいが、これまでの功績などは度外視して厳しい決断も必要なのではないかと思う。
○新戦力について
鈴木武蔵、食野、ファンアラーノ。それぞれ良さがありそれを生かせればかなり戦力になるようなプレーは見せている。戦術の中で生かせたり、戦術を1レベルあげることはできるが、そもそもその戦術がまとまっていない。いずれも独力で全てを変えられるような選手ではなく、現在の悪い流れを変えることができるわけではなさそう。もちろんいい選手たちばかりなので活躍を期待していきたい。これまでの新戦力と同様徐々に悪い意味でガンバに染まっていってしまわなければいいが。
○モフレム!
ついに新マスコットの名前が決まった。当初は見た目の問題もあって否定的な意見も散見されたが、現在は謎の愛嬌でファンが多くなっているように思う。
今回の新マスコットだけでなく、いろいろなプロモーション、その他補強など、ピッチ外のクラブ運営はかなりよいので、肝心のサッカー面での奮起を促したい。
いずれにしても、前回降格を経験した1サポーターとしては、あの時の苦しさは二度と味わいたくないし、また今回の方が降格した際の絶望感は前回以上のような気がしている。なんとしてでも降格を回避できるように私たちは応援するしかない!

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