ガンバ大阪はスロースターター?夏場に強い?
今シーズン、ガンバ大阪は序盤から中盤にかけて厳しい戦いが続いていたが、6月末、7月に入り、ようやく調子が上向いてきた。
J2からの昇格翌年の優勝、最近では宮本監督時代の2位のシーズンなど、ガンバ大阪は序盤スロースタートで後半から追い上げてきたり、夏場の暑い時期の過密日程を連勝で終えたり、といった印象を持っている人がいるのではないかと思う。
今回はその感覚が本当かどうかを調べるために検証を行ってみた。
検証方法
Jリーグ開始の1992年から、昨2021年シーズンのリーグ戦において月ごとの勝利数、全試合数を集計し、月別勝率を算出した。
カップ戦はカウントに入れず、また引き分けなどを考慮して勝ち点で計算したわけではなく、今回は勝率で比較した。
結果
月別の勝率は以下の通りである。
2月 3/6 50%
3月 37/87 42.5%
4月 56/134 41.8%
5月 48/115 41.7%
6月 32/64 50%
7月 56/112 50%
8月 68/137 49.6%
9月 57/121 47.1%
10月 49/97 50.5%
11月 47/108 43.5%
12月 8/19 42.1%
試合数が少ない2月、12月を除くと、10月→6、7月→8月→9月→11月→3月→4月→5月の順であった。
3-5月(春)、6-8月(夏)、9-11月(秋)とするとそれぞれ、
春 42.0%、夏 49.8%、秋 48.4%
で、やはりシーズン後半、特に夏場の勝率が高かった。
最後に
今回の検証でやはりガンバサポーターの体感通り、シーズン序盤の勝率は悪くスロースターターで、特に夏場に強い、というのは正しかったと思われる。
これから夏場に入り、ちょうど調子も上向いてきたのでこれからの戦いぶりに期待したい。
気になるのは序盤が悪いということなので、来シーズンからにはなるがキャンプから戦術を浸透させ、けが人も減らして、スタートダッシュを決めて欲しい。そうすれば上位に食い込み、タイトルを狙うことも可能になるかもしれない。
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